はじめに
Webレイアウトを組む際、必ず登場するのが「Flexbox」と「CSS Grid」。
どちらも強力なレイアウトツールですが、使いどころを間違えると逆にコードが複雑になってしまいます。
この記事では、それぞれの特徴・向いているケース・実装例を交えて、「どっちを使うべきか?」を完全図解で解説します!
Flexboxとは?
Flexboxの特徴:
- 要素を一方向(横 or 縦)に並べるのが得意
- 要素間のスペース調整や中央揃えが簡単
- コンポーネント単位のレイアウトに最適
.container {
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
}
Flexboxのよく使う場面:
- ナビゲーションバーの横並び
- ボタンやカードの中央揃え
- 小さなUIパーツの整列
Gridとは?
Gridの特徴:
- 行・列の2次元でレイアウト可能
- 複雑なレイアウト(雑誌風、グリッドギャラリーなど)に最適
- 親要素で全体構造を定義できるのが強み
.container {
display: grid;
grid-template-columns: repeat(3, 1fr);
gap: 16px;
}
Gridのよく使う場面:
- 複数列のコンテンツ配置
- ギャラリーや商品一覧ページ
- 全体のページレイアウト構築
比較チャート
項目 | Flexbox | Grid |
---|---|---|
レイアウト方向 | 一方向(縦 or 横) | 2次元(縦+横) |
学習コスト | 低め | やや高め |
細かい位置調整 | 得意 | 苦手ではないが冗長になりがち |
大規模レイアウト | 不向き | 向いている |
小さなUI調整 | 得意 | オーバースペック気味 |
実務での使い分け方
- 基本的に「Flexbox」から考えるのがシンプルでおすすめ
- UIが「横並び or 縦積み」で済むなら Flexbox 一択
- 行列ベースの全体構造や複雑なレイアウトは Gridが活躍
- 両者の併用もOK! UI単位ではFlexbox、全体構成はGridなど
まとめ:迷ったらこう使おう
✅ Flexbox → シンプルな並び・中央揃え・コンポーネント内の整列に
✅ Grid → セクション全体の構成・ギャラリー・複雑なレイアウトに
今の現場では「両方使いこなせて当たり前」とされることも増えてきました。
まずはFlexboxから使って、徐々にGridを取り入れていくのが無理のないステップです!
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